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洗浄系バイオによる衣類での洗濯効果試験
試験の目的
生協様オリジナル洗剤『あおぞら』との洗浄能力比較。
試験概要
使用した検体は、排水管洗浄液の強力版。
洗浄能力を客観的に判断する資材として、クリーニング資材会社の『人口汚染布』を使用しました。
試験場所は客観性を確保するため、クリーニング工場で実施しました。
人口汚染布に関して
供給元: 日本資材株式会社
汚染布: EMPA103
汚染布詳細:
@: 赤ワインの汚れを想定したものです
A: Gの漂白前の状態の布。主に漂白能力を観察するために用います
B 漂白試験用。黒硫化染料が用いられています
今回は『洗浄』試験なので、この対象は参考にならないと考えます
C: 血液/ミルク/インクの汚れを想定したものです
D: ココアのの汚れを想定したものです
E: 血液の汚れを想定したものです
F: オリーブ油の汚れを想定したものです
G: Aを漂白した布で主に色移りの状態を観察するために用います
EMPA103を家庭用のタオル中央部に縫付けて試験を行いました。
タオルは(60×120cm)新品2枚を用意しました。
試験の詳細
日 時: 平成25年3月15日(金)13:10〜
場 所: 株式会社 かめやクリーニング
試験者: 北村氏(かめやクリーニング、社員様:洗濯機・乾燥機の操作、水温の調整などをご担当)
石丸博章(スリーケー:汚染布、検体の投入などを担当)
水 量: タオルが1枚のみという事から、北村氏の提案で1回当たり30Lを使用
検体量: あおぞら(40mL)、検体(20mL)
水 温: 水道水とお湯の混合で20℃に調整
洗濯機:
乾燥機:
東芝VH-52G(H)7kgタイプ(画像:左)
業務用乾燥機T-350(画像:右)
手 順:
1) 試験前洗浄(本試験前に洗濯槽内の汚れ対策として実施)
2) VH-52G(H)の洗濯槽に20℃の水を30L投入
3) 同、洗濯槽内に汚染布及び『あおぞら』を投入
4) 同、洗濯機にて5分洗濯
5) 同、洗濯機にて3分濯ぎ
6) 同、洗濯機にて3分脱水
7) 次の検体に備え同、洗濯機にて30Lの水で1分、空洗濯の後、排水
8) 2)〜7)を、あおぞらと同様に『検体』で実施する
9) T-350にて防護ネットに入れ、あおぞら、検体それぞれ15分間乾燥
試験結果
原 布
あおぞら

目標効果
検 体
弊社考察:
あおぞらと検体の洗浄効果に大差は見られないと考えます。
C及びE(いずれも血液)に関しては、あおぞらの方が若干優れていると思われます。
A(漂白効果)及びD(ココアの汚れ)に関しては若干、検体の方が優れていると思われます。
あおぞらは、汚染布全体に渡りしわや生地の縮みと思われる現象も見られますが、
検体は汚染布全体に渡り、あおぞら程のしわや縮みも確認出来ません。
これは即ち、洗濯による
衣類の生地の縮みを防止すると同時に、柔軟効果も得られている可能性を示唆していると考えられます。
以上から、あおぞらより
検体の方が汚染布自体の生地への負荷が少ない様に思われます。
検体に関して、補足
洗浄系バイオ剤にはフルボ酸という天然酵素が含まれており、これは静電気の発生を抑制する帯電防止機能などを備えてる事から新素材の開発などで活用される場合も少なくありません(*1)。
なので可能性の域は越えませんが、こうした機能が
他社洗濯洗剤との機能的差別化に繋がるとも考えます。
(*1)腐植物質の特性を活かして高分子材料等への添加素材の製造方法ならびにその活性利用方法。
詳しくは、こちらから(特許資料)
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